私が現在通っている「華東師範大学」について少し紹介。
この大学は、いわゆる中国五大都市の一つである上海に置く大学です。
ここは私の期待していた(?)「中国」を感じることができない程発展しています。
キャンパスは二つありますが、留学生は皆「中北キャンパス」で生活をします。
ちなみにマップ上の青い丸は大学の所在地であり、私が今まさにいるところです。
地図を見てもらうと分かりますが、かなり日本寄りです。
私は成田空港から上海の浦東国際空港まで3時間前後かけて来ましたが、
福岡出身の友人は2時間かからない程度と話していました。
ちなみに今更ですが「華東師範大学」は繁体字。(香港や台湾で使われている字体)
簡体字だと「华东师范大学」、英語だと「East China Normal University」なので、
大概の人は略して【华师大】【ECNU】と呼んでいます。
ついでに大学側も【ECNUers】と書いた看板を出したりしています。
(でもこれ言いづらくないですか。イーシーエヌユーアーズ???(笑))
ところで「師範大学」と聞いてピンときますか?
「師範大学」というのは、日本でいう「教育大学」のこと。
そして中国国内では「師範大学」というと難関大学扱いのようです。
確かに「あの頃、君を追いかけた(那些年,我們一起追的女孩)」を見たときに
準主人公の女の子が、日本でいうセンター試験に失敗したけれども
それでも(良い意味で)台湾の師範大学に受かった旨を話していたような気がします。
(今調べたらこの映画、2018年に日本リメイク版の制作が決定したみたいですね。
台湾映画ならではのストーリーのような気もするけれど。日本版だとテイスト変わりそう。)
話を戻しますが、
この難関と呼ばれる師範大学の中でも「六大師範大学」が存在します。
難関中の難関ですね。そして華東師範大学はそのうちの一つです。
(六大師範大学:北京師範、東北師範、華東師範、華中師範、西南師範、陝西師範)
ただし、これは留学生とは無縁です。
両親が知り合いの中国人に「娘が華東師範大学に留学している」と話すと
口を揃えて褒めてくれるようですが、断固として否定したい。
なぜなら正確に言うと、現在私が通っているのは
華東師範大学内にある、大学が運営する「対外漢語学院」という語学学校。
中国語検定やHSKといった入学基準は一切ありません。
先生も留学生向けの中国語の先生で、華東師範大の中国人学生には教えていません。
つまり手続きさえしてしまえば「你好」ですら分からなくても受け入れてくれます。
そして驚くことに、本当にそういった学生が存在しています。
ただ、これはこの大学に限った話ではありません。
中国には私立の語学学校は無いに等しく、大学所属のそういった学校に入るのが一般的です。
そして大学側も留学生はお金になるようでどんどん受け入れているようです。
それが日本に戻れば名門「華東師範大学」に留学していたことになる私。
本当に無駄に大きい肩書きを背負うことになってしまいましたが(笑)
私はこの大学を選んで本当によかったと思っています。
その理由などについてはまた別の日に。