華東師範大学留学記録

2018年1月まで華東師範大学(上海)に語学留学中

大気汚染

中国に留学するに当たって最大の心配要素だったのが「大気汚染」。

 

留学開始前に閲覧していた上海の留学生達のブログでは

「意外と大丈夫」「マスクは一度も着用したことがない」といった声ばかりでした。

 

が、私は心配だったため買うことにしました。

 

当初は、嘴の形をした本格的なマスクを買おうと思ったのですが、なにしろ高い。 

様子を見る意味でも、ひとまず選んだのは、アイリスオーヤマの薄いマスク。

 

鼻の部分にスポンジが付いており、生地も一般のマスクより厚い印象です。

小包装5つ入り×6箱セットのをアマゾンで購入。1500円程だったと思います。

 

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寮のベッド脇の棚は、私の「マスク専用」になっています。

 

確かに、ここ上海でマスクをしている人は少ないです。


私が買おうとしていた例の本格マスクは

学期開始の頃に若干名の留学生が着けているのを見かけますが、完全に浮いていました。

 

ただ個人的に、薄いマスクはある程度準備しておくことをお勧めします。

 

例えば、大通り沿いや繁華街に行くと、私はマスクなしではいられません。

 

以前友人と、観光地としても有名な繁華街「南京東路」に行ったのですが

市街地に入って早々、ガスを直に吸っているかのような息苦しさを感じました。

また、上を向くと排気ガスでモヤがかかっており、本当に「やばい」の一言。

 

そしてそういう時に限ってマスクを忘れる。

 

煙草や排気ガスが元々苦手な私は極力呼吸を止めていましたが、もちろん不可避。

「新鮮な空気が欲しい」と感じ始めた頃には、手がむくんでいました。

原因は分かりませんが、酸欠かな(笑)体からのSOSを感じた日でした。

 

ちなみに友人は「空気ひどいね」といいながら元気。汚染に負けたのは私だけ。

 

 

一方で、大学周辺は栄えているものの、繁華街ほど酷くはありません。

 

それでも、夜空は(空の汚染層に市街地の光が当たるためか)ピンク色だったり

窓を開けていると黒い「何か」が入ってきたりと、汚染を感じることは度々。

 

しかし、最近は本当に天気がいいです。

 

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これは9月下旬に撮影したもの。雲ひとつなく、大気汚染を感じさせない日でした。

前期では殆どの日が曇りだったのですが、後期に入ってから青空の日が続いており

クラスメイトとの会話は大抵「今日は天気がいいね」から始まっています(笑)

 

ちなみに今日も雲ひとつない晴天。

肌寒いのですが、南方に位置するせいか日差しが強くてサングラスが欲しくなりました。

 

この汚染度ですが、どうも風向きが関係しているようです。

 

話によると、冬場は「北風」。つまり北京方面からの風が流れて来る影響で悪化。

一方で、夏場は「南風」のため、日によっては日本よりも汚染度が低いのだとか。

 

確かに、冬場の方が「空のピンク度」や「黒い漂流物」は明らかに酷かった。

最近はむしろ感じていないくらいです。汚染を感じないだけで幸せ。

 

綺麗な空気を吸えることにありがたみを感じる今日この頃です。