西安旅行
前期にルームメイトと西安へ。
目的はもちろん、教科書で散々見てきたあの「兵馬俑」を拝むためです。
費用は、上海からの往復航空券や宿泊代、食事代など諸々を含めて
確か3,000元(約54,000円)ほどだったと思います。
国内の3連休を使っての旅行だったので航空券が普段よりお高めでした。
現地では兵馬俑以外にも、楊貴妃で有名な場所や西安事変の跡地もぐるーっと。
ちなみに全部、西安の空港で急遽申し込んだツアーで巡りました。
その分移動が楽でしたが、ツアーならではのお土産屋に強制連行されたり
最後も参加費でゴダゴダしたり、結局個人の方がもう少し楽しめたのかなあと思います。
ひとまず感想としては
兵馬俑のために行って、兵馬俑で満足した西安旅行でした(笑)
以下、写真です。
宿泊したユースホステル
お昼ご飯の担々麺
西安のスターバックス
城壁
城壁の上を自転車で2時間かけて一周
予想以上に現代的な街並みで驚く
ガイドブックにも載っているらしい道
西安の夜市は人も熱気もすごかった
留学エージェントの話
今日は留学エージェントの話。
留学を決めてから、留学説明会に足を運んでみたり
インターネット上で見つけたエージェントを徹底的に比較してみたり。
いくつかに連絡を取ったのですが、最終的に「JTB」にお願いしました。
以下、私が申し込んでから現在に至るまでのサポート内容です。
<JTBガイアレック(東京本社:池袋駅)>
・カウンセリング(留学先相談、費用見積もり)
・入学と寮の手続き
・学費(1年分)と寮費(半期分)の支払い
・航空券の手配(往復、学生ロングステイ利用)
・直前オリエンテーション
・空港から寮までの送迎
・送金口座とカードの作成(MoneyTGlobal)
・保険の加入(ジェイアイ損害火災保険)
私の担当カウンセラーの方は、中国留学経験者の日本人と中国人の方でした。
留学中もなにかとお世話になっています。
そして、JTBと迷ったのが下記のエージェント。
<毎日エデュケーション 海外留学サポートセンター(東京本社:竹橋駅)>
2社の違いは、JTBはサポート内容がある程度セットとして決まっていたのに対して
ここは「基本サポート」に、必要に応じて「オプションサポート」を追加していく点。
そのため「こっちの方が安く抑えることができるなあ」と思ったのを覚えています。
結局「オリエンテーション」の有無が決め手となり、JTBを選びました。
ちなみにオリエンテーションでは、現地に着いてからの動きや出発前の最終確認をします。
そして私は出発直前にして、送金カードを作成していなかったことに気づく。(危なかった)
カウンセリングを受けに行ったのがもう一社。
<iSS国際交流センター(東京本社:新宿駅)>
個人的に1番印象が良かった(話しやすかった)カウンセラーはここでした。
ただ英語圏留学に強い印象で、中国留学は殆ど取り扱っていなかったのが難点。
シンガポールでの英語と中国語のW語学留学を勧められましたがかなり高額でした。
他にも、中国留学仲介者一覧で見つけた個人経営の方とも連絡を取ったのですが
オフィスが関東でなかったのと、個人経営エージェントによる詐欺の話を耳にしてお断り。
やはり企業信頼度は大切ですね。特に留学は大金が動くためこちらも慎重になります。
しかし上海に来てから知ったのですが、結構個人で申し込んでいる留学生も多く
特に華東師範大学のような留学生が多い大学は意外と簡単に申し込めるのだとか。
(「エージェントを利用しない」というのが全く頭になかった私。)
ただ、実際に個人で手続きをした友人は「日本から中国に支払うのが大変だった」と話しており
その点では「エージェントが全部やってくれたなんて羨ましい」なんて話をしましたね。
また、エージェントのおかげで何一つ不安要素なく留学生活を開始できたため
サポート費用がかかりますが、私は利用して良かったと感じています。
本当に今思えば、留学開始前は色々と無駄な心配してたなあ。もはや懐かしい。
(蛇足)
出発前はエージェントの方に何から何までサポートしていただきました。
そして前学期中、上海での私の生活サポーター(勝手)はルームメイトでした。
彼女は前期に中国、今期はアメリカに留学中。元気にしているかしら。
これはその彼女と初めて学内で昼食を取ったときの写真。上海に来て2日目のことです。
ちなみに学生カードはまだ配布されていないため、食堂は利用できません。(詳細後日)
けれどもこのレストラン、教室棟目の前にあるのですが来店はこれっきりです。
お値段無駄に高いです。お味もそこまでです。あまり人気ないです(笑)
「民以食为天」
中国に来てから度々感じていたこと。
「どこの店もメニュー多いなあ・・・」
日本のレストランはメニューの種類が豊富といっても
仕入れや調理の関係で、ある程度類似した品を提供することが多いように感じます。
一方で、中国のお店は所謂「何でも屋さん」(笑)
米も麺も肉も野菜も鍋もスープも何でも扱うお店が多いです。
とにかく食堂を含む、どこのレストランも品数が凄いんです。
おかげさまで優柔不断な私は注文の際に時間を要します(笑)
しかもなにが凄いって、中華は注文を受けてからシェフが調理をし始めるので
あれだけ傾向の違う品の調理方法を全部暗記して短時間で調理してしまうんだから
調理担当のおじちゃんには敬意を示してしまいます。(私には到底出来ない)
話を戻しますが・・・
この「種類豊富なメニュー」と「圧倒的な品数」を提供するのは
タイトルにもした中国の成語「民以食为天」のためだそうです。
《民以食为天》
民は食を以て天と為す
;庶民にとって食糧問題は最も重要である
(中日辞典より)
先生が話すには、中国では「食」が生きる上で最も重要であるため
食事の際には大勢で円卓に座ってご飯を食べるし
レストランはありとあらゆるメニューを提供しているのだ、とか。
また一つ勉強になりました。
そういえば、先日食堂内で突然表彰式が行われていました。
さて、今日の夕飯はなににしよう(決められない)
ピックアップサービス
華東師範大学から一番近い空港は「上海虹橋国際空港」です。
タクシーで40分ほど、地下鉄では1時間ほどのところにあります。
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上海虹桥国际机场
↓(地铁 2号线)
中山公园
↓(地铁 3or4号线)
金沙江路(5号口出)
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しかしながら現在の虹橋国際空港は国際便が少ないです。
というのも「上海浦東国際空港」がのちに建設されたための様子。
そのため殆どの留学生は「浦東空港」を利用しています。
ちなみに「意地でも虹橋空港到着の便にした」と話す日本人の友人がいるのですが
やはり便数が少ないため、都合を合わせる点での勝手はかなり悪いと話していました。
一方で「上海浦国際東空港」は、規模が大きくて予想以上に綺麗でした。
ただし、タクシーで1時間ほど、地下鉄では1時間半ほどと大学からは遠いです。
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上海浦东国际机场
↓(磁悬浮)※リニアモーターカー
龙阳路
↓(地铁 2号线)
世纪大道
↓(地铁 4号线)
金沙江路(5号口出)
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この「金沙江路」が大学の最寄りの駅になります。
この駅の「5番出口」から徒歩15分ほどのところに大学があります。
私の場合、初めての上海で土地勘がない上に中国語もままならないレベルだったため
留学エージェントの「送迎サービス」を利用しました。正直このために頼んだのも同然でした。
・・・なのに、前期が終わった頃に大学の「ピックアップサービス」の存在を知る。
仲介をお願いして良かったと今でも思っているのですが、このサービスを知っていたら
仲介料を払わなくてもよかったなあ・・・なんて思ったりもします。
長くなりましたが、本題「ピックアップサービス」についてです。
各学期が始まる前に、華東師範大学の留学生向けホームページに
「これからの予定」と「ピックアップ」についての情報が掲載されます。
来学期分はまだ出ていないようなので、以下今学期分のものを参考程度に。
华东师范大学「2017年秋季校历」(http://lxs.ecnu.edu.cn/msg.php?id=842)
1、接待时间:2017年9月6日和9月10日 9:30----19:00
2、接待地点:浦东国际机场1号、2号航站楼国际到达出口处
3、发车时间:每天6次
上午:10:30 12:00
下午:14:00 16:00
晚上:18:00 19:30
日程や時間は既に大学側が指定してくるため合わせないといけませんが
浦東国際空港から大学への直行のバスを用意してくれます。しかも無料です。
地下鉄の乗り換えやタクシーの支払いの心配をしなくていいので本当に楽です。
私は夏に一時帰国をしたので、後期開始のときにこのサービスを利用しました。
人も荷物もギュウギュウですが、爆睡しているうちにあっという間に大学に到着。
ちなみに、このバスの出発の待機中に友人もできました。今でも交流しています。
通路まで荷物です。
このサービスを利用する際は事前に事務局にメールをする必要があるので
2018年度の情報がでたら確認してみてください。個人的には利用をお勧めします。
ちなみにですがこのサービス、学期始めだけです。行きだけです。
帰国の際は自力で空港までいかなければなりません。私はこれだけが不満でならない(笑)
多くの留学生がほぼ同じ日に帰国するので準備してくれてもいいのになあ。
1月下旬、私は重たいスーツケースを持って地下鉄に乗ります。
化粧事情
留学前から耳にしていたこと。
「中国人は化粧をしない」
実際に来てみると、ほとんどの人がスッピンです。
若い人でも身だしなみに力を入れている人は少ない印象。
日本では「化粧は社会人としての身だしなみ」なんて言いますが
中国では社会人でもスッピン。たまに寝起きのような状態で来る先生もいます。
ある先生は「化粧なんて面倒じゃない?朝時間ないし」と話していました。
噂によると、中国は「内面重視の文化」であることも影響しているらしい。
そのため化粧は「しなくても別に良いもの」として捉えられているようです。
(羨ましい)
もちろん化粧をしている中国人もいます。
今期の先生はお洒落に気を使っているようで、毎日化粧をしていますし
繁華街に行くと「中国人でもこのタイプいるんだなあ」と思うくらい派手な女性を見かけます。
結局は個人の選択ですが、しない方が中国に馴染めている気がして私はしていません。
実際に化粧をすると「外国人」、しないと「中国人」に間違えられることが多く
中国で生活する上では「中国人」になろうと思い、私はスッピンを選びました(笑)
(元々の顔立ちの問題もあるかもしれませんが・・・)
ちなみにですが「スッピン」は中国語で「素颜」(suyan)で、日本語からの借用語らしい。
こういった日韓から中国に「逆輸入」された漢字がどうやら結構あるようです。
個人的に面白いなあと思っているので、いずれ記事にします。
日本に帰ったら服と化粧品買わなきゃなあ。
写真は先日出かけ先で出会ったアジア人感溢れるサンタさん。目が細い。
それにしても、もう12月なんですね。もうすぐクリスマスだ。正月だ。帰国だ。
(事件発生)
今さっき、フィリピン人の友人からこんな記事が回ってきました。
Popular Shanghai Milk Tea Shop Closes After Cockroach Scandal—by ThatsShanghai
(http://mp.weixin.qq.com/s/c2fRQaqvmbnv2_67_oW4Fg)
英語記事で申し訳ないのですが、記事内の写真をちらりと見ていただきたい。
このお店の名前、どこかで見たことありませんか。
実はこのお店、11月5日に私がまさに紹介した
大学前にある大人気のジュース屋さん「一點點」なのです。
上記の英語記事のタイトルを翻訳すると
「上海の人気ミルクティー店がゴキブリによる不祥事で閉店」。
私もいまざっと記事内容を読んだのですが、要約すると:
「11月11日に饿了么で”ブラックマキアートティ“を注文した客が、半分飲み干した頃に
容器内に”ゴキブリ“が入っているのに気づき、50,000元(約90万)の賠償金を求めている。
この不祥事により、この店舗は一時的に閉店することになった。」
「饿了么」は上海で有名な出前サービスのことです。
詳細を知りたい方は、このブログの11月26日付けの記事を読んでくださいね。
それにしても、突然のことで本当に驚いています。
「一時的」と記事には書いてありますが、信頼度は明らかに落ちたので
このまま店舗閉店というのも可能性としてはあるのかもしれません。
ちなみに「他店舗でも同様のことが起きている」と記載してあるので
大学前店舗だけの話ではなさそうです。(私、結構常連客だったんだけども・・・)
そして現在、私を含む多くの留学生が驚きと動揺で
メッセージやタイムライン上での関連記事共有が止まらない状態です。
ひとまず何か進展があったら、ブログ上で報告しようと思います。
ショッキングな話は置いといて、美味しい話をここで少し。
今日クラスメイトと「カザフスタン料理が食べたい!」という話で盛り上がりました。
もちろんきっかけは、クラスにカザフスタン人がいるため。
ただ、残念ながらこの周辺にはカザフスタン料理のお店はないらしい。
ちなみにカザフスタン人の彼女に「故郷の料理を食べたい時はどうするの?」と聞くと
「私、カザフスタンのご飯が嫌いだから思ったことない」とのこと。(そうなんだ)
それでも気になって、Googleで「カザフスタン 料理」で検索。
飯テロレベルの美味しそうな写真がずらりと出てきました。
カザフスタン人の彼女と一緒に見ていたのですが
突然この写真を指差して「これ、美味しいやつ」と話してくれました。
引用元:
анты(マントゥイ、マンティ)by「その土地の食」
(http://tabisite.com/hm/shoku/z97/11060907.html)
(「美味しそう」と思いながら、一點點のゴキブリが頭をよぎる)
「言語」の心配
留学開始前に不安だったのが「言語」のこと。
私は第二言語で多少中国語に触れていたものの、所詮は初級レベル。
会話どころか聞き取ることさえ正直なところ皆無に近い状態でした。
そのため、思い切って中国に留学することを決めたものの
「このレベルで留学して現地で本当にやっていけるのか」がまずひとつ。
それ以上に皆無な「上海語」も追加され、留学開始直後は緊張ぎみでした。
しかし結論からいくと、大抵の場合はなんとか乗り切れます。
学内の中国人は留学生に慣れていますし、日本語可能な大学事務員もいます。
学外の中国人にも「留学生だな」と寛容的にみてくれることが多いです。
この状況に甘えてはいけないのは承知のうえですが
その分私は下手でも積極的に中国語を話してみようと前向きになれました。
一方、上海語に関しては驚くほど遭遇率が低いです。
来る前は「学外では上海語が飛び交っているのだろうなあ」と思っていたのですが
正直みんな普通話を話しています。上海語を聞くことは(私は)滅多にないです。
ただ一度、前学期にディズニーランドでアトラクションに乗った際に
隣に座ったお婆ちゃんが上海語で色々と話しかけて来たときは焦りました。
笑顔で話しかけてくれたのですが、何も分からず、本当に申し訳ない気持ちになりました。
それを機にじわじわと「上海語やらなきゃ」と思い始め、今学期から学び始めました。
かなりの入門レベルですが、せっかくなので終盤で記事にしたいと思います。
ちなみに今日は授業後にルームメイトとそのクラスメイト4人でムーランを鑑賞。
彼女のクラスでは鑑賞を通して中国文化に関する記述の宿題があるらしい。
私は関係ないのでぼーっと見ていました。
中国の歴史、勉強しなきゃなあ。