華東師範大学留学記録

2018年1月まで華東師範大学(上海)に語学留学中

私が「台湾」を留学先に選ばなかった理由

最終的には上海に留学することを決めて今に至るわけですが

もともとは台湾を希望していました。むしろそれ以外見ていませんでした。

 

理由は、一番身近に感じる中国(語圏)だったから。

 

台湾旅行の経験があるため雰囲気を知っていたこと、台湾映画にはまったこと、

そしてなにより安全面を考慮した際に親日国家と呼ばれる台湾は最有力候補でした。
 
しかし、いざ調べてみると問題点が多数。
 


問題点1: 繁体字であること

 

この問題には悩まされました。何度も大学の中国語の先生に相談した点です。

意外と日本人でも知らない人が多いのですが、台湾は繁体字を使っています。
分かりやすい例を挙げると、「学校→學校」「台湾→台灣」と言った具合です。

そのため授業はもちろん繁体字で進みます。ちなみにですが、香港も繁体字です。

 

しかし就活などで一般的に必要とされるのは「中国語検定」や「HSK」。
これらの試験は簡体字のため、台湾留学の場合、独学で簡体字を学ぶ必要がでてくるようです。

ちなみに繁体字用のテスト「TOCFL」もありますが、知名度はかなり低い。

 

「それでも台湾」と少し思っていましたが、いずれ簡体字を学ぶ必要があるのならば

簡体字圏で学んだ方が効率が良いだろうと考えるようになりました。

 

 

問題点2:予想以上に費用が高かったこと


今後どこかで仲介者の話もしようと思いますが、私はJTBを仲介して留学申請をしました。
その際の見積もりで分かったのが、台湾の生活費が高いこと。

 

ただし、生活費と言っても食費などではなく、宿泊費。

どうも台湾の大学に学生寮は存在しているのですが、かなり少ないようです。

そのため、特に私費留学の留学生はアパートを借りる可能性が高いと聞きました。

そうなると不動産の仲介費から月々のアパート代までかなりの額が必要となります。

 

 

問題点3:「中国」を感じられない可能性

 

これは台湾旅行に行った時に思ったのですが、

台湾はいわゆる日本人が想像する「中国」感はありません。

 

それが良いと思う人もいるかもしれませんが、

私は逆に中国らしい面を肌で感じたいと思っていたので少し引っかかりました。

 

 

以上の3点を踏まえた上で、私は台湾を留学先の選択肢から外しました。

 

中でも繁体字の問題は大きいと思って中国本土への留学を決めたのですが

ここ上海に留学しながら繁体字を書いている日本人の友人はいます。

どうも「繁体字は譲らない」だそうです。きっと何か理由があるんだろうな。

 

 

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